リモート飲み会の憂鬱

久しぶりに高校時代の友人と話をした。勿論、コロナ下なので、最近流行りのリモート飲み会とやらに参加した。

結論から言えば、こんな飲み会に参加するべきではなかった。僕は嘘をついた。他の三人が正社員である手前、パートであることを言い出せなかったのだ。そして、正社員で月給が二十万円もあると嘘をついてしまった。

この嘘に対する嫌悪感から通信状態が悪くなったとこれまた嘘をついて、リモート飲み会から離脱した。

正直いってもう三人とは会いたくない。自分の惨めさを思い知らされるだけで、憂鬱な気分にしかならない。勿論、それは、自分自身就職活動をせずにいたからなのだが、それにしても自分が周回遅れになっている事実を改めて突きつけられるのは辛い。

どうして断らなかったのだろう。何か起こるかと期待してしまったのだろうか。そんな自分にも嫌気がさす。

もう明日のことだけを考えよう。明日教える生徒のことだけを。